私は3回の転職を行っておりまして、もちろん転職活動が上手くいかなかったという経験もあります。求人に応募しても、何度も落とされた経験もしております。
では、その失敗してしまった理由としては何なのだろうかと言いますと、以下のようなものが挙げられると思います。
知識・経験値不足
産業医と一口に言いましても、その働く企業は様々な業種があり、どのような経験を積んできたかと言いますと、やはり産業医ごとにかなり異なってくるかと思います。
私で言いますと、3社ともほぼデスクワークをされておられる社員さんが大半の企業でありますので、今からすぐに「危険物を扱う工場の産業医になってくれ」と言われますと、戸惑ってしまうと思います。
一度、有機溶剤を扱う施設の産業医の求人に応募したことがありましたが、やはりそのような経験もなく、また労働衛生コンサルタント試験を受ける前で、付け焼き刃な知識だけを持って採用面接に臨みましたが、あえなく玉砕しました。
やはり産業医は、今までの業務経験、知識というのが重視されるなぁというのが印象です。
採用面接の対策不足
とある有名IT企業の採用面接を受けに行ったところ、「今までで産業医としてきつかった仕事は何ですか?」「産業医として弊社に入られた場合、どのようなことをやりたいと思っておられますか?」「メンタル疾患を抱えた社員に対応する際に、どのようなことを最も注意されておられますか?」などといった、具体的な業務についての質問をいくつも投げかけられました。
その当時、私は産業医として駆け出しも駆け出しであったため、あまり経験もなく、上手く答えられませんでした。それからはしっかりと今までの仕事内容について語れるように準備するようにしましたが、このように「あまり採用面接に準備をしていない」というのが丸わかりで落とされました。
この点、どのようなことが質問されるのかということは、あらかじめしっかりと傾向と対策を練らないと内定を得るのは難しいですね。
特に、企業ごとの特色を踏まえた傾向と対策については、なかなかホームページなどを参考にするだけでは難しく、できればあらかじめ「リクルートドクターズキャリア[PR]」や「エムスリーキャリア」などの転職エージェントにご相談いただいて聞いておくことをお勧めします。