転職を考える時、「失敗したらどうしよう…」と思うのは誰しもそうではないでしょうか。転職する以上、「今よりはいい条件、いい施設で働きたい」と思うものですが、それが叶わなかったり、もしくは今の勤務先より働きづらいところに入職してしまうという可能性があるからです。
ただ、その「失敗したらどうしよう…」と思い続けているだけでは、転職活動は遅々として進みません。そこで、一歩前に進むため、不安を解消するために考えておきたいポイントについて今回は書いてみたいと思います。
「どのような転職をしたいのか」という希望条件を書き出す
転職する上で、「転職の目的」を決めることは非常に大事ですが、その前段階で、まずは「希望条件」を把握しておくことが大事だと思います。
「ゆったり、自分のペースで働きたい」といった希望から、「年収はこのぐらいで」「残業はできればこれぐらいに押さえたい」「通勤はこのエリアまで」…などなど、具体的に勤務することを想像しながら、希望条件をまずは書き出していきましょう。
この時、「こんな求人なんかないよな」とブレーキをかけてしまうのはやめましょう。ブレインストーミングのように、まずは希望条件を全て出した上で、次に条件の優先順位をつけていきましょう。
こうして希望条件が揃いますと、「ああ、こういうことを転職に求めていたんだ」と気づくことができると思い、「この条件を叶えるべく転職をするんだ」といった目的がはっきりするのではないでしょうか。
転職活動をする上で重要な「情報収集」
とにもかくにも、転職活動を行う上で重要なのは、「情報収集」です。どのような施設なのか、勤務条件はどのようなところなのか、そうした情報を集めていき、できれば複数の求人先の情報を比較検討していきましょう。
そうすることで、「現実的なライン」というものが見えてくると思います。そのラインを把握することで、「今のところとあまり変わらないな…転職はやめよう」と思う場合もあるかもしれません。逆に、「これなら転職したほうがいい!」という結論になるかもしれません。
情報収集を行うことで、より転職がリアルで身近なことに感じられると思います。特に大事なのが、複数の求人を比較することですので、手近なところだけを検討するといったことは避けるべきだと思われます。
悩んだら相談を
とにかく転職活動を行っていますと、思考が堂々巡りに陥りやすいです。一晩経った後に考え直すと、答えが出ることもありますが、それでも翌日も堂々巡りしてしまうといったことがあると思われます。
そんな時、やはり大事なのは相談することだと思います。誰かに話すことで、思考がまとまり、結論が出やすくなります。
ただ、同僚や上司に相談するわけにはいきませんし、情報がどこから漏れるか分かりませんから、避けたいところです。そうなりますと、パートナーや家族に相談するという方が多いのではないでしょうか。
ですが、特に医療従事者でなかったりしますと病院の事情に詳しくなく、なかなか理解に手間取ることもあるかもしれません。そんな時には、医師の転職事情に詳しい、転職エージェントにご相談するのをオススメしたいと思います。
実際、私も産業医になる際や、産業医を続けるべきか迷った際、「リクルートドクターズキャリア[PR]」や「エムスリーキャリア」の転職エージェントに相談し、転職へと踏み出しています。
もし迷って堂々巡りしてしまうようでしたら、まずは相談してみてはいかがでしょうか。