私が産業医として勤務している企業では、比較的「他社を定年まで勤め上げ、セカンドキャリアとして入社」するといった方が多いところとなっています。
そうした方々、実は名だたる企業で勤務されていた方もおり、経済的な問題で働かざるを得ないといった人は、実は少なかったりもします。ではなぜ働くのかというと、「もう働くなくてもいいとは思っていたんですが、家にいてもヒマなもので。やっぱり動ける内は働いておきたいと思って」とのことです。
世代の違いといったこともありますが、やはり「家でヒマな時間を持て余すというよりは、仕事をして、社会的なつながりを保っておきたい」「これと言って趣味もないし、家にいるよりは働いている方がいい」といった傾向にあるようです。
この点からして、私も内科医当初は「早期リタイアを」と考えていましたが、産業医をしていて人生の諸先輩方の話を聞く内に、「細々とでも、働き続けていられる方がいいかな」と思い始めてきております。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、「65歳以上でも働ける」「定年なし」「定年後再雇用」といった求人も市場には存在しており、その見つけ方について今回はご紹介したいと思います。
たとえば人材紹介会社の「リクルートドクターズキャリア[PR]」を例にとりますと、常勤医師の求人検索画面で、「特徴」というところがありますが、そこで「65歳以上でも働ける」「定年なし」「定年後再雇用」というチェックボックスがあります。これをチェックして検索をかけるだけ、となっております。
恐らく、こうした条件の希望のお持ちの先生方は多く、さらには受け入れる病院側も多くなってきていると思われます。中には外科のドクターで、「定年後もオペを続けたい」という希望をお持ちだったそうで、別の病院で実際、手術をお続けになっているという話も聞いたことがあります。
もしご希望の条件などがありましたら、「リクルートドクターズキャリア[PR]」にご登録の上、キャリアエージェントにご相談なさってはいかがでしょうか。