医師の転職、いつから準備を始めるべき?経験者たちのリアルなタイムライン

転職を決意したものの、「いつから動き出せばいいのか分からない」という医師は多いと思います。医局との調整、患者さんの引き継ぎ、次の勤務先の確保——やるべきことは山積みで、「なんとなく来年以降かな」と先送りにしているうちに機会を逃してしまうケースもあります。

今回、複数の医師と飲む機会があり、「実際に転職を経験した」医師たちが、転職準備のために、どのような経過を辿ったのか、そのリアルなタイムラインについてご紹介したいと思います。

準備期間は「6か月前」が最低ライン理想は「1年」

転職経験者の声を聞いていますと、「6か月前には動き始めた」という回答が多いように思います。実際、今回、複数の医師に聞いたところ、最低ラインが6ヶ月となっていたように思います。というのも、

求人を探し始める
↓
エージェントに登録して、希望条件を整理する
↓
気になる病院・施設の情報を集める
↓
実際に求人に応募してみる。

これだけのことをしようとすると、3~6ヶ月程度はあっという間に経ってしまいます。特に、希少な診療科や特定の地域を希望している場合は、希望に合う求人が出るまでに時間がかかることも多く、「案件が来るまで1年弱かかった」と、その医師は話していました(さすがに1年は大袈裟かな、とも私は内心思いましたが)。

求人探し・面接・内定という流れを考えると、余裕を持って動くなら1年前からがおすすめです。「まだ早いかな」と思うくらいのタイミングが、実はちょうどよいことが多いと思います。

現在の勤務先への退職報告はどうする?

次の職場が決まったとして、現在の勤務先にいつ伝えるかも重要です。一般的な目安は、退職の3〜6か月前。半年前に伝えるのが、引き継ぎや後任探しを考えると「礼儀として適切」と言っているドクターもいました。さすがに3ヶ月前では遅い、と思われることもあるようですね。

大学医局に所属している場合は、教授への報告も必要で、その場合は7〜8か月前には伝えておく、というのが一般的という意見もあったりします。医局の人事サイクルに乗るためには、早めの報告が必要になることを念頭に置いておくことはやはり大切ということですね。

また、入職時の雇用契約書に「退職の◯ヶ月前までに申し出ること」と明記されているケースもあります。まずは自分の契約内容を確認しておくことが大切かな、というところです。

4月入職を目指すなら、前年の秋には動き始める

医師の転職は、4月の人事異動に合わせて動くパターンが多いです。この場合、前年の9〜11月ごろには転職先が決まっているのが理想的なスケジュールになります。

逆算すると、
9〜11月:内定・転職先確定
6〜9月ごろ:求人探し・面接・交渉
5月前後(遅くとも夏):エージェント登録・情報収集スタート

となります。「4月から新しい職場で」と考えているなら、前年のゴールデンウイーク明けから水面下で動き始めるくらいのイメージが適切な形となるのではないでしょうか。

エージェントへの登録は「転職を決めた瞬間」

転職意思が固まったら、エージェントへの登録は早ければ早いほどよいです。「まだ具体的に動く段階ではない」と思っていても、エージェントに登録するだけなら何も失いません。むしろ登録することで、

・現在の市場感覚(相場の時給・年収・求人数)が分かる
・自分の希望条件を整理するきっかけになる
・非公開求人の情報が入ってくる

といったメリットがあります。複数のエージェントに登録することも重要で、「最低3社には登録して検討するのがおすすめ」という経験者の声もあります。エージェントによって保有する求人が異なるため、選択肢を広げる意味でも、複数登録をされる方は多いと思います。

「在職中に転職活動を」が鉄則

転職経験者が口をそろえて言うのが、「辞めてから活動するのではなく、在職中に次を決めてから辞める」ということです。

退職後に活動しようとすると、焦りから判断が鈍ります。収入が途絶えた状態での求職活動は精神的にも負荷がかかります。在職中であれば、条件が合わなければ断るという選択肢も持てますが、退職後はそうはいきません。

「少し休んでから転職活動を」という誘惑は強いですが、それがうまくいかないケースも多いです。転職活動は在職中に動いておくのが、結果として最も効率的です。

まとめ:動き始めるタイミングは「思っているより早く」

転職準備のポイントをまとめると、以下の通りです。

情報収集・エージェント登録:転職を意識した時点でスタート(理想は1年前)
本格的な求人探し・面接:転職希望時期の6〜9か月前
現在の勤務先への報告:退職の半年前が目安
4月入職希望なら:前年の秋には転職先を確定させる

「もう少し後でいいか」と先延ばしにしているうちに、良い求人は埋まっていきます。転職を少しでも考えているなら、まずはエージェントへの登録から始めるのが一番の近道です。

転職先の選択肢を広げるためにも、医師専門の転職エージェントに相談しておくことをおすすめします。希望条件に合った非公開求人の紹介から、条件交渉、引き継ぎのスケジュール調整まで、無料でサポートしてもらえます。転職を決めていない段階でも相談できますので、まずはジョブメドレーエージェント 医師[PR]などに登録から始めてはいかがでしょうか。

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