常勤産業医求人における「都心と地方」の違いについて-エリアの特色を考慮する必要性【産業医の転職】

私は関東の片田舎で生まれ育ち、地元で大学に通って、そのまま初期研修・後期研修を過ごしていました。ですので、「地元で産業医を」と考えていたわけですが、なかなか求人自体があまりなく、さらに「産業医未経験」ということもあって最初の転職では苦労していました。

ですので、そこから少し東京に近づいた形で移り住んで、結果的に今は都内の企業に勤務しています。現在で3社目となり、業種はそれぞれ異なります。

こうした転職であったり、あるいは趣味である求人をウォッチしている中で、今まではあまり意識してきませんでしたが、薄っすらと感じていたことがありました。「都心と地方」の常勤産業医求人の違い、というところに関わるところですが、そのことについて今回は書いてみたいと思います。

愛知県の産業医求人の特色

民間医局[PR]の愛知県の産業医求人を見ていたところ、「愛知県では珍しい非製造業の事業所での産業医募集」という一文を見かけました。

愛知県と言えば、トヨタのお膝元となっています。ですので、そのグループ企業は愛知県内に多く存在しており、産業医求人としても多く見かけます。結果、「製造業」の求人がほとんどを占める、ということになっています。

だからこそ、「愛知県では珍しい非製造業の事業所」という形での紹介となっているということになっています。この一文で、「たしかに、東京とそれ以外のエリアの求人には業種の違いが結構あるな」と今更ながらに気づくことになりました。

私の地元もやはり自動車メーカーの工場が比較的多く存在しており、製造業の求人は見かけることがあります。また、他の地方の求人を見ても製造業の企業が多い傾向にあるように思います。

首都圏での産業医求人

一方、首都圏ですと様々な大企業の本社などが存在しており、結果的に製造業以外の企業の求人も多く出てきます。一方、もちろん地域性があるかとは思いますが、地方ですと製造業などに偏る傾向にあるように思います。

この点、「製造業以外の求人を」あるいは「色んな業種の企業の中から求人を選びたい」というような要望があるということでしたら、首都圏で転職活動をするということを検討する必要があるかな、と思います。

当然求人数も多く、転職するチャンスはやはり「地元で転職を」というより首都圏で転職活動をした方が多くなると思います。

このあたり、「首都圏の産業医求人に強い」あるいは「地方も広くカバーしている」といった特色が求人紹介会社によっても異なっており、使い分けといったところも考慮した方が良い理由の一つとなっています。

前者ですと、リクルートドクターズキャリア[PR]などの紹介会社、後者ですと民間医局[PR]などが該当します。

「なかなか希望の求人がないなぁ」という時には、そうした特色を考慮して探してみるとよろしいかもしれません。

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