私は、まったく誇れることではありませんが、3回の転職を繰り返しており、その中で「働き方は多種多様」だなと本当に気付かされました。
今まで後期研修医時代は勤務医をしていたわけですが、その当時、「1日8時間・週5日勤務、当直・オンコール」が当然だと思っていましたが、一歩その病院の外へ出ますと、それが当たり前ではないことに気付かされました。
また、臨床医と一口に言っても、「外科医として活躍してきたが、内科への転科を図るために週2日外科医、週3日内科医として働く」という方もおられたりします。あるいは、臨床医をやめて産業医として勤務する方もいますし、「週3日産業医、残りは非常勤バイトで臨床医」「週に1日は産業医として働き、残りはクリニックの外来勤務」という方もおられたりします。
本当に多種多様な働き方があり、どれが自分に合っているのか、「やってみないと分からない」ということもあったりします。実際、転職エージェントに提案されて、「え?そんなこと考えもしなかった…」と最初は抵抗感があっても、ためしに勤務してみて「よかった」と感じることもあります。
ですので、私としては転職エージェントと相談する場合、「ガチガチに細かい希望条件まで伝えて、それ以外の可能性は排除する」というよりは、「大まかな優先順位の高い希望条件だけ伝えて、どのような求人があるか、どのような働き方の選択肢があるか相談する」という方が望ましいのではないか、と思っています。
だからこそ、「始めから転職エージェントの提案を頭ごなしに否定する」ということは避けるべきでしょうし、「こっちの希望条件に沿った求人だけ紹介してよ」というスタンスはとるべきではないと思います。
提案を受けたら、まずはその意見を受け入れてみて、「どのような点が自分に合っていそうで、どのような点が合っていないか」ということを考えた上で感想を伝えるべきであると私としては思っております。
もしこれから転職活動を本格化させようということでしたら、ぜひ上記の点を念頭に置きつつ、リクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアなどの転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。