「病院を辞める」医師は日頃から不満を溜めている【医師転職】

非常勤で勤務先の病院で、医師が急に辞めたと聞きました。理由は、どうやら理事長に近い人物(医療職以外)から、経営上の問題点を指摘されたからだそうです。

辞めた医師の評判は悪くなく、残業も結構な時間やっていたそうです。患者さんのため、病院のためとかなり頑張ってきたようですが、そこでお小言を上から言われてしまったため、「プツンと切れてしまった」「今までの不満が一気に噴出した」ということが真相だったようです。

注意されてから1ヶ月ですから、本当にすぐ辞めてしまいました。実はこうしたことはこの病院では他にも3件ほどありました。「注意するにしても、もう少し言葉を選び、配慮した上で行えばいいのになぁ…」と思いつつも、「病院を辞める」医師は日頃から不満を溜めているのだなぁと思った次第です。

私自身も、同じ科のドクターより入院患者さんの担当数が多く、救急対応なども呼ばれる頻度が高かったといった不満を抱えていたり、それを認めてもらえず、逆に医長から叱責されたことが原因で不満を溜め込んでいたように思います。

今振り返れば、「もっと医長と腹を割って話し合って、思いをぶつけるべきだったなぁ。それから辞めてもよかったのにな」などと思いますが、当時はそれもできず、医長を避け続けていました。

もし不満を抱えていらっしゃるようでしたら、「どのようなことにストレスや怒りを抱えているのか?」ということをしっかりと分析し、上司と話し合って解消しておくことが辞めずに済む解決法のようにも思います。

一方で、「それができたら苦労はしない」という方もおられるでしょう。話し合っても平行線のまま、「とにかく頑張れ」と押し切られる可能性もあります。そうした場合は、転職活動へ切り替えるべきでしょうね。

実際、私も産業医での転職をする中で、そのような経験をしました。上司との話し合いの後、すぐに「リクルートドクターズキャリア[PR]」のエージェントに相談したことを覚えています。

ですが、まずは話し合いを優先し、あまり不満を溜め込まないようにすることをおすすめしたいと思います。

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