「仕事がなによりの生きがい」という方はいらっしゃるでしょうけども、全員が全員、そのようなことではないでしょう。
中には、「引退後はお気楽に過ごす」と夢見ている方もいらっしゃるはず。ですが、そうしたリタイアを考えていらっしゃるのなら、早めに実行されたほうがいいでしょう。
「60を過ぎて」と考えていると、体力的に体がついていきません。また、「海外旅行に行きたい」と考えていても、その意欲がなくなっているかもしれません。「旅行に行きたい」「趣味に生きたい」とお考えなら、早めに動きましょう。
「そんなこと、家族が許さない」「所詮は、家族のいない独り身の人しかできないことでしょ」と思われるかもしれませんが、ある程度の資産を作った上で、「あとは週2~3日の非常勤外来で過ごす。リタイア生活に飽きるようだったら、常勤に戻る」というようなことであれば、家族も納得しやすいのではないでしょうか。
「一度しかない人生」とはよく言ったもので、まさしくそのとおりであると思います。いやな思いをし続け、我慢し続けて60歳を待つよりも、早めに仕事をきり上げ、やりたいことに生きがいを見出すことも選択肢の一つだと思います。
また、完全にリタイアするわけではなく、全力投球での勤務を続けるのをやめてバイト生活、のような「お気楽リタイア」というのもミソで、リタイア生活に飽きてしまうよりは、こうした方を選ばれてはいかがでしょうか。