産業医の資格を眠らせておくのはもったいない!おすすめの活用方法

臨床医の先生方で、認定産業医の資格をお持ちの方もいらっしゃると思います。ですが、「取得したものの、別に使ってない」という方が大半ではないでしょうか。

認定産業医の資格更新は5年ごとに行われるため、毎回更新されている方は5年ごとにお金と更新のための講座受講が必要となり、「何のために取得したんだろうか…」と疑問に思われる方もおられるかもしれません。

ですが、認定産業医の資格をせっかく取得したのならば、活用しないのはもったいないです。ぜひ、利用方法についてご認識いただければと思います。

嘱託産業医のバイト

まっさきに「産業医の資格の活用方法」と言えば、やはり嘱託産業医として働くことではないでしょうか。企業と契約し、安全衛生委員会の出席、職場巡視、1~2ヶ月に一度の訪問、健診判定、必要があれば社員との面談などを行うことになります。

相場としては、1~5万円程度といったところでしょうか。「ほぼ安全衛生委員会への出席、職場巡視のみ」ということであれば、1~2万円(1時間以内に訪問終了ということが多い)、社員の面談が定期的に入るような形ですと、3~5万円といった形にるところが多いように思います。

定期非常勤バイトのように、毎週半日~丸一日拘束されるということがないので、お忙しい勤務医の先生方にも始めやすいというメリットがあります。

嘱託産業医以外のバイト

嘱託産業医の業務以外にも、スポットバイト的に業務を担当することはあります。たとえば、ストレスチェックの高ストレス者面談を担当するバイトがあります。

1~2ヶ月程度の期間、半日程度の業務で、毎月2日間ほどの出勤を求められるというものです。産業医としての経験がある程度求められたり、あるいは精神科医として勤務していたといった経験が求められることもありますが、時給1万3千円程度の好条件求人が出ることもあります。

また、ほかにも常勤産業医の業務負担を軽減する目的、あるいはその常勤産業医の療養期間中などで短期間、非常勤の産業医業務を担うドクターが雇われるということもあります(求人としては結構レアですが)。業務内容としては、健診判定や、社員との面談が求められます。

以上となります。
リクルートドクターズキャリア[PR]や、民間医局[PR]などの「産業医」求人を見ていますと、結構出てくることもありますので、もしご興味がありましたら、ご登録の上、お問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

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