医局を辞める際、実際は「もっと稼げるラクな病院に移りたいから」という理由であっても、なかなかそれは口に出来ないし、しない方が穏便に済ませられますね。
できることならば、穏便に辞めたい医局。医局を辞めることを医局長や教授に伝える際、波風が立ちにくい”理由”について、今回は書いてみたいと思います。
親の介護
30代後半以上の医師であれば、ご両親は65歳以上の場合が多く、実際、介護が必要となることも多いです。
親がよっぽど有名な方でなければ問題ないでしょう。また、教授と言えど、医療従事者でもあり、無下にはできないと思います。
また、奥さんのご両親が介護を要しており、「妻を手伝う必要がありまして…」という理由も使っている方もいるようです。
実家の手伝い
親が医師というような場合で、なおかつ開業医の場合、よく使われる理由です。
「親が高齢で、手伝ってくれと言われまして…」といったことを言うことで、退局を認めてもらおうとする方もいらっしゃるようです。
また、私が医局にいた際、「友達のクリニックを手伝って欲しいと言われており、私も開業する上で勉強させてもらおうと思いまして」という人もいました。
結婚・出産のため
女性医師でないと、使えない理由であると思いますが、よく使われる理由ですね。
メンタル不調
不眠症状・うつ症状があるなどで、精神科受診などを行っている方も、実際にいらっしゃるでしょう。
体調不良を理由に、「しばらく休業して、今後の身の振り方を考えたい」といったことを伝えるのも、認められやすいと思います。