末期がん患者の家族と医師の間に起こりやすい感情のすれ違い「先生、ちゃんと説明してますか?」

末期がんの患者さんのご家族という方に相談を受けたことです。
急性期病院に婦人科系癌で入院中の女性がおり、主治医から「併設のホスピス病棟に移動して欲しい」と打診されたそうです。

体力も弱ってきており、食事もできずに点滴を要するような状況であり、「これ以上、化学療法はできない」と判断された上での判断であったようです。そこで、主治医の先生は「抗癌剤治療ができない以上、この病棟には長く居られない」と言い、新たに併設されたホスピスを紹介しようとしていたようです。

ですが、ここでご家族である娘さんは、様々なことに疑問を持つようになりました。
「もう、治療できない、しないってことかしら」「病院は、3ヶ月以内に必ず出ていくように仕向けるって聞いたことがある。ウチもそうなのかしら」「3ヶ月以上経過したら、ホスピスも出ていくように言われるのかしら…」といったことです。

ですが、癌治療に少しでも関わりを持った先生方になら分かると思いますが、食事もできず、なおかつ体中のあちこちに遠隔転移している状態で、3ヶ月以上もつことは稀ですよね。

憶測ですが、主治医の考えとしては、「既に2ヶ月入院したままで、急性期病院として、ベッドを空けなきゃいけない。自宅に帰って介護することは困難だから、ホスピスに移動してもらおう。おそらく、もってあと1ヶ月…」ということだと思われます。

しかしながら、こうした考えは娘さんには伝わらず、「病院は2~3ヶ月入院している患者、治る見込みのない患者は見放す」と思ってしまったようです。そのため、主治医に反感を覚えるようになり、ホスピスへの移動の話し合いが難航した模様です。

そのため、主治医が考えていたのではないか、と思われることを推測し、「もう一度、主治医と話し合ってください。…今までのわだかまりは忘れ、できるだけ冷静に」とお伝えしました。

結果、転院の方向となりました。ちょっとしたボタンの掛け違い、感情の行き違いということが、医師と末期がん患者さん、そして医師とご家族との間に起こりやすいのではないでしょうか。

もちろん、無理解な患者さんや、ご家族を相手にして、フラストレーションが溜まっておられる先生方もおられるかもしれませんが、そこはぐっと堪え、ぜひとも双方納得するまで話し合いを重ねていただきたいと思われます。

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