新型コロナウイルスのワクチン接種の際にくれぐれもして欲しいこと

新型コロナウイルスの職域接種を始めて、3ヶ月が経とうとしています。その中で、「血管迷走神経反射」で倒れてしまう方が結構いらっしゃいます。これは新型コロナウイルスのワクチンだけでなく、採血やその他のワクチン接種などでも起こり得ます。

「血管迷走神経反射」とは、緊張やストレスなどで起きる、血圧の低下、脈拍の減少などのことです。結果、気分が悪くなったり、失神して倒れてしまうこともあります。

立っていたりしますと、転倒した拍子に頭を打って怪我をすることもあり、非常に危険です。机の縁に額を強く打ち付けてしまい、出血された方もいました。

よくあることですが、予診の際に「以前、注射した時に倒れたことや、気分が悪くなったことがあった」と申告されず、倒れてしまうということがあります。特に若い男性で「注射ごときで倒れたというのは恥ずかしい」という思いからか、申告していただけなかったりします。

ただ、それで倒れてしまうと非常に危険な怪我を負う可能性もありますし、多くの医師・看護師が対応に追われてしまい、接種がストップしてしまうことになります。

注射に対する緊張やストレスは人それぞれでありますし、受け取り方もまたそれぞれです。血管迷走神経反射は決して恥ずかしいことではなく、単に体の生理的な反応です。ですので、ぜひ予診・問診の際にはしっこりと申告していただけれぼと思います。

ベッドで横になっていただいて打って、そのまましばらくお休みいただくこともできます。こうした措置をとることもできますので、ぜひ恥ずかしがらずにおっしゃっていただければと思います。

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