部下が「困って相談」した時に、上司の力量だけでなく部下の力量も判明すると思う理由【医師転職】

部下が業務上のことで困ってしまって、上司に相談した…という場面は少なからずあることだと思います。そこで上司が親身に話を聞き、その上で有用なアドバイスをしたり、あるいは業務負荷の調整を適切に行えるのならば、やはり「いい上司だなぁ」となると思われます。

実際、「困った時だけに相談しやがって」と罵倒に近い言葉を浴びせたり、あるいは明らかに不機嫌そうな顔で話を聞いたり、中には「お前でなんとかしろ」と追い返したなんていう上司も中にはいます。

ですので、こうした部下が「困って相談」する場面で上司の力量が問われるというのは一理あるのかな、と思います。ですが、産業医として面談で話を聞いておりますと、「そう言う部下の相談の仕方にも問題はないのかな」とも思ったりします。

というのも、デキる社員さんだなぁと思う人は、日頃から上手いこと報告・連絡・相談を行っており、起こりうるトラブルについてもしっかりと上司の耳に入れています。

一方、やや問題ありの社員さんですと、日頃から上司とコミュニケーションをとろうとはせず、ミス・トラブルを隠して、隠して…ついに自分ではどうしょうもなくなって相談、というようなパターンが多いように思うのです。

火事が起こるかもしれないと事前に聞かされた上で、なおかつボヤ段階であれば上司も「これなら火消しできるな」と思うわけですが、いきなり家がボーボーと燃えている段階で見せられれば、それは慌てるでしょうし、「厄介なことをしてくれたな」となってしまうのも分かるのではないでしょうか。

やはりトラブル、バッドニュースについて相談する場面においては、日頃からの上司・部下の関係性も顕になるとも言えるのではないでしょうか。もちろん、上司としては対応せざるを得ないでしょうし、責任を持つ必要があるでしょう。ですがそこで気持ちよく対応できるか否かということで言えば、部下の報告・相談の仕方も大きく関係しているのではないか、と思った次第です。

もちろん、部下にも言い分があるでしょうし、一度こじれてしまった関係性はなかなか改善しづらいというのもまたたしかです。そんな時は転職した上でリセットし、やり直すということも必要だとは思われますが、また同じように関係悪化を招かないように、「自分には非がないのか」といったことは今一度考えてみる必要もあると思います。

そうした反省の上、もう一度やり直したいということでしたら、リクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアなどの転職エージェントに相談しつつ転職をしてみてはいかがでしょうか。

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