作業場などの設計[労働衛生コンサルタント試験過去問 平成29年度 問23]

【問題】
作業場などの設計に関する次の記述のうち、人間工学的観点からみて適切でないものはどれか。
(1)作業場内の人専用通路の幅を最も大柄な作業者にもゆとりがあるように決
めた。
(2)照明を効率的に利用するために、壁や天井には明るく光沢のある素材を使
用した。
(3)システムが正常に動作しているときには、計器盤の複数のメーターの針が
同方向を指すように設計した。
(4)見やすさを考え、最も重要な情報を表示する計器類をオペレーターの目の
高さから30 度程度下方の制御パネル上に配置した。
(5)中高年者が使う作業台を、若年者に適した明るさよりも明るくなるよう照
らした。

【答え】(2)

【解説】
〇(1)作業場内の人専用通路の幅を最も大柄な作業者にもゆとりがあるように決
めた。

×(2)壁の反射率は、30~50%程度に設計されることが多く、あまり光沢の強いものはまぶしさを生じたり、心理的に望ましくない。

〇(3)システムが正常に動作しているときには、計器盤の複数のメーターの針が
同方向を指すように設計した。

〇(4)見やすさを考え、最も重要な情報を表示する計器類をオペレーターの目の
高さから30 度程度下方の制御パネル上に配置した。

〇(5)中高年者が使う作業台を、若年者に適した明るさよりも明るくなるよう照
らした。

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