訪問診療は、一般的な臨床医よりも高額年収を提示されやすいとされています。その背景としては、
・「自宅へと移動する」診療であること
・医療資源の乏しい地域での診療であること
・後期高齢者医療制度、介護保険制度などで診療報酬が高く見込める
・24時間365日対応(多くはオンコール制)
・院長職、施設所長での採用が多い。
といったこともあり、平均年収は1650万円程度と、一般の臨床医よりも200万円ほど高い傾向にあります。また、若手医師であるほど、この乖離は大きいとされています。
さて、本記事のテーマである「訪問診療で高額年収2千万円を達成することは現実的か?」ということですが、「ある意味可能であり、ある意味不可能」という回答になると思われます。
というのも、「在宅医」というよりは、「訪問診療を行うクリニックの院長ないし施設所長」を行うことで2000万円以上の提示というところがほとんどですので、やはり役職なしで2千万円を達成するということは困難であるという回答になると思われます。
ただ、逆に言えば、訪問診療へ本格的に取り込み、クリニック院長職となれば、2000万円以上も可能ということです。もしくは、週4日勤務+非常勤バイトで年収2000万円近くを稼ぐという手もあると思われます。「院長職で、そこまで責任を負うのは…」といった場合は、後者の手というのもありですよね。
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