医師の転職を考えてはいるものの、「なんとなく面倒くさそう」という気持ちが邪魔をして、なかなか動き出せないという方は少なくないと思います。実際、転職活動には手間がかかるステップがいくつかあることは事実です。
ただ、その「面倒くささ」の多くは、考え方や、やり方次第でかなり軽減できます。今回は、転職活動における主な面倒ポイントと、それを減らすための対処法について整理してみたいと思います。
面倒ポイント① エージェントとのやりとり
転職エージェントとのやりとりを煩わしいと感じる方もいますが、実際には近年のエージェントはメール中心のコミュニケーションが主流で、突然電話がかかってくることはほとんどありません。電話が必要な場合も、事前にメールでアポを取った上で連絡が来るスタイルがほとんどです。

また、エージェントからの連絡が頻繁になるのは、求人への応募や採用面接に進んだタイミングに限られます。登録直後に何度もメールが届くことはあっても、しばらくすると落ち着くことが多いです。思っているほど頻繁なやりとりは発生しないので、その点は安心していただいて大丈夫です。
注意点:ただし、複数のエージェントに登録すると、それぞれからの連絡が重なって「頻繁にやりとりしている感覚」になりがちです。登録先は最大3社程度に絞るのが、管理しやすく無難です。
面倒ポイント② 求人探し
エージェントに登録すると、定期的に求人情報がメールで届くようになります。これ自体はそれほど手間ではなく、気に入った求人があれば応募する、そうでなければスルーするというスタンスで十分です。メールチェックも「気が向いたときに見る」くらいの頻度で問題なく、求人サイトをこまめにチェックし続ける必要もありません。
注意点:エージェントからの紹介案件が、自分の希望条件と大きくズレていると感じるようなら、希望条件やその優先順位について改めて整理して伝えることが大切です。「エリアは絶対に譲れないが、年収は多少下がってもいい」「常勤より非常勤メインの方がいい」など、優先順位まで明確に伝えると、紹介の精度が上がります。
また、「まずは情報収集だけ」という気持ちで登録するのも十分ありです。転職をすると決めていなくても、市場の相場感や求人の傾向を把握しておくこと自体に価値があります。
面倒ポイント③ 面接・書類の準備
履歴書・職務経歴書の作成は「どこから手をつければいいか分からない」と感じがちですが、一度フォーマットを整えてしまえば次からは使いまわしがきくため、実はさほど時間はかかりません。最近はAIを使って下書きや文章の整理をする方も増えており、書類作成の手間をさらに短縮することもできるかな、と思います。
一部の会社の転職エージェントでは、ある程度、経歴情報を伝えておいたり、サイト入力をしておくと、経歴書や職務経歴書を代行で作成してくれるところもあったりします。
面談対策については、転職先の診療科の雰囲気や病院・クリニックの内部事情をエージェントから事前に教えてもらえる点は大いに活用すべきです。面接でどんな質問が来そうか、どんな人材を求めているのか——こうした情報があるだけで、面接の準備はぐっとスムーズになります。
面倒ポイント④ 内定後の交渉・手続き
採用が決まった後も、条件交渉や入職日の調整、現職への退職交渉など、やるべきことは残っています。条件交渉については、エージェントを通じて行うことがほとんどであるため、直接交渉の心理的ハードルを下げることができるかと思います(もちろん、全てが通るとは限りませんが、交渉の手間は省けます)。
退職の交渉については、現職の上司への伝え方に悩んで、ずるずると先延ばしにしてしまうケースも少なくありません。特に最初の転職だと、どのようなタイミングで伝えるべきか、どのような内容を伝えるべきかといったことがなかなかわからず難しいと感じるポイントだと思います。
このあたり、退職の切り出し方についても、エージェントに相談すれば経験ベースのアドバイスをもらえます。「一人で抱え込まない」ことが、この段階の面倒くささを乗り越えるポイントだと思います。
特に負担になりやすい初めての転職
転職活動における面倒なステップは、経験者だと「こんなもんだよな」ということで、心理的な負荷がグッと下がるとは思いますが、初めてですと、「どうしたらいいんだろう…」とわからず、大きな負担になってしまいがちだと思います。
こうした場合、転職エージェントがガイド役を務めてくれると思います。ですので、その負担は大幅に軽減できると思います。求人探し・書類作成・面接準備・条件交渉まで、エージェントのサポート範囲は意外と広いので、「困ったら相談」というスタンスで良いと思います。
また、「転職しようと思っているけど、まだそこまで本気じゃない」という段階でも、ジョブメドレーエージェント 医師[PR]などの求人紹介会社に登録して情報収集するだけで十分です。動き出すことへのハードルを下げるところから始めてみるのはいかがでしょうか。
