産業医になろうとして、転職活動が「上手くいかない」時に思い出したい3つの心構え

私は後期研修医をドロップアウトする形で辞めて、産業医に転職をしようとしましたが、数ヶ月に渡ってまったく上手くいきませんでした。そもそもの転職活動の仕方に問題があったわけですが、それもまた「転職未経験」であるがゆえだと思います。

また、実は2~3社目の転職でも結構苦労しました。書類選考や、採用面接を受けるも上手くいかないということは結構ありました。

転職活動が上手くいかず、内定が得られないということになりますと、「転職できないんじゃないだろうか…」などと思って絶望してしまうこともあるかもあるかもしれません。そんな時に、ぜひ思い出していただきたい3つの心構えについて書いてみたいと思います。

内定が出ない=自分を否定されたわけではない

採用面接を受けて内定が出ないということになりますと、ついつい「自分自身を否定された」と感じてしまいがちです。

しかしながら、「内定が出ない」ということは、経歴や医師としての自分、人格の否定などでは決してなく、「単に企業が求めていた産業医とは違った」というだけです。

よく転職活動は企業とのお見合い、などと言われることもありますが、お断りされる理由も「単に合わなかっただけ」ということであり、「自分がダメだから」などとは決して思う必要はありません。

私も後期研修をドロップアウトした身ですし、「こんな経歴じゃ…」などとついつい思ってしまっていましたが、採用お断りでそこまで悲観する必要はありません。

捨てる神あれば拾う神あり

私は一社目で「契約更新をしない=クビ」と宣告されていますし、二社目でもあまり馴染めず退職することになっていました。

そんな私ですが、三社目の今の会社は拾ってくれましたし、私自身も居心地よく働けています。捨てる神あれば拾う神あり、とはよく言ったもので、企業と産業医のマッチングもまた、合う・合わないがあるということなんだと思います。

一社目、二社目での反省点を活かしている、ということでもありますが、それでも三社目は自分に合った企業と言えると思います。

「最善を尽くして」待つことも重要

求人がない状態では、応募することもできませんし、いわゆる「閑散期」というもの転職活動ではあったりします。そのような時に、求人紹介会社に登録しまくる…なんてことをしてしまいがちですが、やはり都合よく希望の求人が出てくるというのは期待できません。

となりますと、あとは求人が出てきやすい11月から1月にかけての期間に「求人が出てくるのを待つ」ということをする必要がありますが、その前に「最善を尽くす」ことが必要になります。

その最善の方法としては、「転職エージェントに希望条件をしっかりと伝えて、該当する求人が出てきたらいち早く教えてもらうようにしておく」ということです。そのためには、しっかりと転職エージェントとコミュニケーションをとっておき、意思疎通を図ることが大事です。

また、やはり「求人が集まりやすい大手」の求人紹介会社に登録をすることも大事だと思います。ですので、まずはエムスリーキャリアや、リクルートドクターズキャリアに登録し、相談をしておくことをおすすめします。

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