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産業医は海外赴任者のメンタルヘルス疾患とどう向き合えばいいか

      2016/07/15

産業医をやっておりますと、海外赴任者でメンタルヘルス疾患を発症され、途中でやむなく帰国するという社員の対応を求められることもあります。

異なる社会に身をおくこと・対応することの難しさ、他国の社員とのすれ違いなどもあり、慢性的なストレスに晒されることになります。結果、抑うつ状態となり、勤務継続が困難となる、ということですね。

そうなるとやはり、帰国して療養ということになります。そうなりますと、「環境が変わり、もう海外赴任することもないため、短期間で良くなる」という人もいれば、「慢性的な疲労感がなかなかよくならず、しばらくの療養期間が必要」という人もいます。

発症後の対応は、主治医に治療を行ってもらいつつ、復職するタイミングをうかがうという点について言えば、他の復職判定面談・支援と変わりません。ですが、できることならば海外赴任前、しっかりと事前教育して送り出したいものです。

たとえば、
・赴任前に現地情報をしっかりと仕入れ、前任者からの引継ぎを入念に行う。
・海外生活におけるストレスの要因をあらかじめ認識しておき、対応策を講じておく。
・一人で悩みやストレスを抱え込まないよう、赴任先での相談相手などをあらかじめ決めておく。
・不眠や食欲低下など、うつ病の兆候となる症状をあらかじめ知っておく。
などでしょうか。こうしたことを伝えて教育するだけでも違うと思います。

発症してからではなく、ぜひ発症を防ぐため、産業医としては介入をしたいところですね。

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