中規模企業と大企業の産業医になってみて感じたそれぞれの4つの違い

産業医に初めてなった際には、社員数1,500人規模の会社でした。そこで統括産業医のイロハを覚えていったわけですが、やはり講習・研修での付け焼刃ではそう上手くはいきませんでした。

そこで3年近く過ごし、今度はいわゆる全国的に知名度のある大企業に勤務したわけですが、やはり大きく勝手が異なっていました。その違いについて、今回は書いてみたいと思います。

1) 他の産業医と勤務するということ

やはり規模が大きいと、複数の産業医が常駐し、さらには他地域の産業医とも接点があったりします。1人でやれていた産業医時代の気楽さが懐かしく思える一方で、複数の産業医がいることでの「責任が分散する」という気楽さもありました。

どちらがいいか、と言われれば、その一長一短はあるでしょうが、ある程度の経験を積んできた現在では、1人での産業医の方がいいかな、と思っています。複数の産業医がいると、その意見のすり合わせ・対立で面倒なことになりがちです。

ただ、上司となる産業医が尊重・理解を示してくれていることもあり、比較的、働きやすい職場なのかな、とも思っています。これが、意見の丸っきり合わない、高圧的な人の下であったら、と思うとゾッとするところですね。現に、そういう会社では次々に人が入れ替わるようですが(笑)

2) 会社側の管理について

大企業の方が、やはり「管理体制」が非常に厳しいです。スケジュールを確認されることも多く、時間管理がまずは非常にしっかりしています。

情報管理という面から、職場へのPC持ち込みが制限されていることも多いので、もし私用PC・タブレットなどを持ち込みたいとお考えならば、採用面接時にでも「持ち込み可能でしょうか?」などと聞いておいたほうがいいでしょう。

3) 通勤について

地方に勤めていた頃は、通勤も非常に楽でした。クルマでの通勤が可能であったため、「遅刻ギリギリまで家でゆっくりできた」なんていう生活でした。

一方、大企業となると大都市圏になるため、通勤ラッシュに見舞われることになります。これは非常に苦痛です。仕方なく、グリーン車や新幹線利用などを検討しました。それによる出費も、少し考えものです。

4) 産業医業務について

こちらに関しては、大企業だろうと中規模の企業だろうと、やることはあまり変わりませんね。一度、実務を身に着ければ、対応可能であろうと思います。

ただ、大企業ですと人事の力が強く、「そこまで介入してきていいの?」と思うこともしばしばです。ですが、そこは企業の方針もあるでしょうから、従わざるをえないところでしょう。

以上です。
産業医をやってみて思うのは、病院とは丸っきり異なる世界であるということですね。今まで内科診療を行ってきて、「そりゃ、会社に行きたくないだけだろ」と思うような患者さんに対しても、現在では理解を示すことができ、さらには非常勤での外来で対応できる幅が広くなったようにも思います。

もし産業医を志てみたいとお思いの先生がいらっしゃるようでしたら、ぜひ「リクルートドクターズキャリア」や「エムスリーキャリア」などの人材紹介会社で御相談なさってはいかがでしょうか。

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