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産業医になるには-条件、時間と費用について

      2015/06/16

産業医になるには、その要件が決まっています。i) 条件、ii) 時間、iii) 費用について記載していきたいと思います。
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i) 産業医になるための条件

産業医になるには、当然のことながら「医師である」ことが前提です。さらに、「労働者の健康管理等を行うのに必要な医学に関する知識について、厚生労働省令(労働安全衛生規則第13条の2)で定める以下の要件を備えた者でなければならない」とされています。

1) 労働者の健康管理等を行うのに必要な医学に関する知識についての研修であって厚生労働大臣の指定する者が行うものを終了した者
2) 産業医の養成等を行うことを目的とする医学の正規の課程を設置している産業医科大学その他の大学であって厚生労働大臣が指定するものにおいて当該課程を修めて卒業した者であって、その大学が行う実習を履修した者
3) 労働衛生コンサルタント試験に合格した者で、その試験の区分が保健衛生であるもの
4) 学校教育法による大学において労働衛生に関する科目を担当する教授、准教授又は講師(常時勤務する者に限る)の職にあり、又はあった者
5) その他厚生労働大臣が定める者

私を含めて(元 内科医)、一般の医師においては、1) 研修を受けるが現実的ではないかと思います。

ii) 産業医になるための必要な時間

上記の研修を受けることになると、

・前期研修:14 単位以上
・基礎研修会 実地研修:10 単位以上
・後期研修:26 単位以上 
 これら合計50 単位以上

この単位を取得することにより、日本医師会認定産業医制度に基づく「認定産業医」の資格が得られ、同時に法令に定める産業医の要件を備えたことになります。

なお、単位の取得は60 分の研修が1単位となっています。となると、50単位には50 時間必要だということですね。

ii) 産業医になるための必要な費用

通常は1日の産業医研修で取得できるのは1~数単位ですが、なかなかこまめに単位取得するのは大変です。自分で前期研修・基礎研修/実地・後期研修でそれぞれ必要な単位も決められているため、ちゃんととれているのか管理すのが難しいのです。

そこで、産業医科大学、自治医科大、防衛医大をはじめ一部の大学医師会では6~7日間程度で50 単位を一括して取得できる研修会を開催しています。また、その講習内容も産業医学会では有名な講師陣が登場するため、初めて産業医になろうとお考えの方は、こうした研修会を利用するのが良いのではないか、と個人的に思います。

ちなみに、私が参加した自治医科大の研修会(自治医科大学産業医学研修会について)では、1日1万円掛かりました(昼食代・テキスト代 込)。全体で7日間あるので、7万円掛かったことになります。これに交通費、宿泊費(ビジネスホテル)、飲食代、産業医登録料 1万円(医師会に入っている方は払わなくて大丈夫です)などが掛かります。私の合計金額でいえば、およそ16~17万円前後になるのではないか、と思われます。

その他、産業医科大学、防衛医大などでも研修会を開いています(その他、「日本医師会認定産業医制度指定研修会一覧」をご覧ください)。
たとえば、産業医科大学の「産業医学基礎研修会集中講座」では、6日間の受講料 8万円となっております。やはり、7~8万円前後の研修費用であるとお考えいただくといいかもしれませんね。

獨協医大は、「獨協医科大学産業医学講習会」によると全日程で5万4千円(一日9千円)でちょっとお安いですね。

以上です。
研修が終わって、登録申請さえ行えば、晴れて産業医として名乗れます。
あとは、就職活動だけですね。ちなみに私は、「リクルートドクターズキャリア」さんに登録して、近場にある企業をリストアップしていただき、その中から選択しました。面談までご一緒に付き添っていただき、非常に心強かったです。

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