60歳で「定年」を迎える医師のキャリアプラン-50歳から早めに手を打つのが肝心です

60歳前後で定年される場合、その後のキャリアをどうすべきか、お考えになったことはありますでしょうか。そのまま現在の勤務先で働くか、それとも「健康な内は働き続けることができる」場所に早めに移るのか、多くの皆さんが選択されるわけです。

キャリアプランの最後の分岐点でも、やはり何を重視するかで大きく変わってきます。収入重視なら、透析の管理や、訪問診療でしょうか。

さすがに訪問診療で、「夜間も対応」というのは年齢的に厳しいとお考えの先生もいらっしゃるでしょうが、昼間のみでの勤務というのも十分可能です。訪問診療は、超高齢化社会ということもあり、求人数は比較的多いですね。

マイペースでゆったり勤務、ということになれば、リハ・療養型施設などになります。また、産業医として活躍する先生方もいらっしゃいます(特にメンタルヘルスの問題が昨今では注目され、精神科の先生の転身など、期待されるところです)。

意外と選択肢は多いんじゃないかと思われるかもしれませんが、やはり年齢や仕事内容などを考慮すると、40~50代の先生方と同じように求人数があるとは言えません。

とくに老健施設長などは、年収も良いですが、一方で求人数は限られています。好機を逃さないように、人材紹介会社サイトをチェックしておく必要があると思います。他の年代と同じですが、やはり人材紹介会社などを複数利用し、早い内から情報を手に入れておくべきだと考えられます。

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民間医局
などの求人数の多いサイトをチェックしておくと良いでしょう。

とくに、「40代50代60代の医師転職ドットコム」という高年齢医師向けの転職サイトもあります。定年後の医師転職ノウハウも多くお持ちのキャリアエージェントがいらっしゃるでしょうから、相談されるのも良いかも知れませんね。

50代のできるだけ早い内から手を打っている先生方が、その後の人生も思い通りに過ごされているようです。「定年後に考えれば良いや」ではなく、早い内からのキャリアプランをお考えになり、キャリアエージェントと相談すると良いと思われます。

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