「初期研修医を辞めたい」と思った時に試みたい3つのアクション

初期研修医が「辞めたい…」と思うシーズンで多いのが、1) 5~6月、2) 夏季休暇明け、3) 冬季 だそうです。

まず、4月はやる気を持って研修を開始しているし、本格的な研修にはなっていないため、辞める人は少ないそうですが、少し慣れ始めていわゆる「5月病」になりやすい1) 5~6月が多いようです。

また、夏季休暇明けで研修生活のリズムを崩したり、休んで忙しい毎日に再び戻るのがイヤになったりする2) 夏季休暇明けや、早起きがきつくなったり、気分が沈みがちになる3) 冬季も「辞めたい…」と思う時期だそうです。

お盆に入り、そろそろ夏季休暇を過ごすという人もいるかも知れませんが、やはり要注意な時期ですね。

さて、今回はそんな「初期研修医を辞めたい」と思った時に試みたい3つのアクションについて書いてみたいと思います。

1) 科長・研修医教育長に相談してみる

研修医同士で愚痴るといったことをやる先生方は多いようですが、研修をしている科の科長や、研修医教育長に相談するということは、少し二の足を踏んでしまうようですね。

ですが、やはり真っ先に話をすべきはこうした上級医です。直属の指導医との関係悪化や、自分が追い込まれている状況・課題などについて率直に話をすると、アドバイスや研修上の負担軽減などを行ってくれると思います。

1人で「辞めようかな…」などと悩んでいるよりは、まず科長や研修医教育長に相談することで、改善することもあるかもしれませんね。

2) 同期との比較グセをやめる

ついついやってしまうのがコレです。同期の研修医と自分を比較してしまい、「なんで私はこんなこともできないんだろう…」と悩みがちです。

ですが、人それぞれ成長速度は違うし、特性や適正も異なります。あなたに向いている科や、向いている仕事もきっとあるはずです。そして、手技や業務になかなか慣れなくても、いつかはみんな必ず一人前になっていくものです。

同期と比較することをやめ、「自分は自分」と考え、今日できなかったことよりも、今日できるようになったこと、ほんの少しでも前進したこと、努力したことに目を向けるようにしましょう。

3) 人間関係で悩み過ぎない

指導医や患者さん・患者さんのご家族などとの関係は、やはり悩みのタネとなりやすいです。ですが、その関係性も一時のものです。

指導医も人間ですし、あなたに合う人・合わない人がいます。指導医と関係悪化したからといって、病院の全てのドクターや世間の人全体を敵に回してしまったわけではありません。

科や病院に関しても、世間レベルで考えれば、非常に狭いコミュニティです。ずっとその病院や科で働き続ける必要もないわけです。そう考え、人間関係で悩み過ぎないようにしましょう。

もし指導医との関係に悩んでいるようだったら、1) に話が戻りますが、科長や教育長に相談してみるのも手です。

以上です。
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