転職を繰り返してしまう医師のための処方箋-レジリエンス・トレーニング

「心機一転、転職を行って頑張ろう!」と思うのもつかの間、その転職先でもイヤになってしまい、再び転職…という医師も少なからずおられるようです。

医師は、激務や精神的ストレスが多い職場に晒されることも多く、そのハードな日々に押しつぶされるようにして職場を去ってしまう、というケースや、単純に職場環境に馴染めないために辞めてしまう、といったケースが多いようです。

こうした退職前に踏みとどまるためには、「レジリエンス」が重要であると考えられます。レジリエンスとは、「逆境や困難・強いストレスに直面した際、環境や状況に適応する精神力と心理的プロセス」と説明できます。

レジリエンスを実践するには、3つのステップがあるとされています。
1) 気持ちのリセット:落ち込んだり、意欲が低下した時に悪化させない。ネガティブな気持ちを翌日に持ち越さず、リセットする。
2) ストレス耐性:徐々にストレスに慣れ、耐性をつける。
3) 振り返り:「以前もあの困難な状況を乗り越えることができた」といったエピソードなどを振り返ることで、自分への自信を保つ。

この3つを実践することで、”ストレスに強い自分”であり続けることができるということのようです。もし転職を繰り返してしまっているケースであれば、こうしたレジリエンス・トレーニングを行ってみるのはいかがでしょうか。

ただ、我慢し続けたり、ストレスを抱え続けることが決して良いということではありません。いつしか、限界を迎えてしまうことにもなりかねません。その際には、「リクルートドクターズキャリア[PR]」「エムスリーキャリア」などのエージェントに相談し、自分に合った職場環境・勤務条件を見直す必要があると思います。

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