主治医としての考え方の癖が抜けていない産業医が社員にとっても迷惑な理由【産業医マニュアル】

後輩の産業医を指導することもあったのですが、彼は「臨床医/主治医としてのクセ」が抜けておらず、産業医としての役割の果たし方がまだよく分かっていないのでは、と思った次第です。

産業医歴の短いその後輩は、脳ドックの結果を持って相談にやってきた社員の頭部MRI画像を見つつ、懇切丁寧に説明していました。その上で、診断をつけようとして、ご丁寧に鑑別疾患を挙げていました。

ただ、その時点で社員は頭の上にいくつもの疑問符を並べており、困り顔をしていました。

そもそもその社員は、脳ドックの結果に基づき、受診しようとしていたのです。ただ、「行こうか迷っていて、最後の一押しが欲しい」状態であり、どのような病院で何科を受診すればいいかアドバイスが欲しかったのです。

決して、その場で頭部MRI画像の解説や鑑別疾患を挙げて欲しかったのではありません。そこで私も助け船を出し、「念のため、お近くの総合病院の神経内科を受診してみましょう」と言い、社員はようやく欲しい答えが得られたようで、満足げに帰っていきました。

主治医や臨床医としての役割、産業医としての役割は異なります。産業医としては、病状、主治医意見などを勘案して勤務が可能かどうか判断したり、社員がより働きやすい環境・条件について企業側と相談、ときに勧告するといった役割に重きをおくべきではないでしょうか。

臨床医/主治医としての視線も大切ではあると思いますが、それに囚われ過ぎてしまうと、産業医としての役割が十分に果たせないたいうことにもなりかねません。その点は肝に命じておくべきであると思われます。

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