「女性産業医」が企業に求められつつある3つの理由

企業が産業医を募集する際、男性よりも女性を求めている傾向が最近では強くなっているそうです。求人票に「女性産業医求む」といった書き方をしているところはまだまだ少ないですが、実際のところ「女性の方がありがたい」というところは結構あるようです。

他の求人ですと、健診業務・女性向けの外来以外ですとあまりそのような傾向はありませんが、産業医ですと、そのような企業があるようです。その理由としては、以下のようなものがあるようです。

1) 女性社員の増加

女性社員が増えたため、「女性特有の悩み」に対処を求められる会社が多くなりつつあるようです。たとえば、「月経不順」「乳癌」といった婦人科系疾患のこととなると、やはり医師と言えど相談しづらい、というのが実情のようです。

その場合、男性産業医ですとなかなか相談しづらい、ということもありますので、女性産業医が重宝されるようですね。

すでに男性産業医が勤務しており、もう1人増員、というようなケースですと、やはりバランスをとる意味でも女性産業医を雇う、というようなところが多いようです。

2) 保健師との関係

保健師と言いますと、やはり女性が多いということもあり、女性産業医と保健師とで上手く関係性を築いてくれるのではないか、という思惑があるようです。

産業医と保健師となりますと、毎日、顔を合わせて一緒に仕事をしていくことになりますから、やはり「上手く関係性を築けるかどうか」というところも採用のチェックポイントになると思われます。

3) 給与

女性で産業医となりますと、お子さんをお持ちの方も多いため、フル勤務というより、時短で勤務されている方も多いです。そのため、給与面で企業はコストを抑えることができる、というメリットがあります。

やはり企業となりますと、少しでもコストカットしたいところではあると思われますので、この辺もシビアに採用でお考えになると思われます。

以上です。
こうした側面がありますので、「子育てで臨床から離れてしまって、別の道で仕事を続けたい」「当直や休日勤務は無理だから、通常時間内での勤務ができるところで働きたい」といったご希望の女医先生には、今まで以上に産業医はお勧めできると思われます。

ちなみに、どのような求人があるかについては、
リクルート ドクターズキャリア

エムスリーキャリア

医師転職ドットコム
といった会社に登録されてお問い合わせいただければ教えていただけます。

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