未経験の産業医も「一症例ずつ」大切にすることでレベルアップできます

「誰でも最初は未経験」なものですが、私も産業医になりたての頃は「どうしたもんだろうか…」と悩むことが多かったです。

認定産業医資格をとるための講習を受けた後、すぐに常勤産業医として勤務しました。今考えると、先輩産業医のいる企業に勤務すればよかったのですが、あいにく産業医1人だけの状態でしたので、1つずつ経験して学んでいく状態でした。

幸いなことに、ベテラン保健師さんがいるところだったので、「こうしてみてはどう?」と指導に近い提案を受けられました。それもなかったら…と思うと後ろ寒いところがありますが、そんな形で産業医業務に従事しておりました。

研修医が患者さんを診て覚えていくがごとく、一人ずつ社員さんと密に接することで学んでいくことができます。かなり個性的な社員さんが多く、ときには厳しい言葉を言われることもありましたが、今となっては貴重な経験であったと思います。

未経験の産業医である場合、一番はやはり産業医が複数いる体制の企業をオススメしたいと思います。そこで指導を受けることはやはり貴重な体験だと思います。

ですが、それが難しいようでしたら、「一人ずつ、社員さんとしっかり向き合う」「上司や人事と協調し、話し合う」といったことを行い、真面目に産業医業務に取り組むことで、確実にステップアップは可能であると思います。

最初は右往左往としてしまうでしょうが、2年目になるとようやく慣れてきます。3年目になると、「同じような人、いたなぁ」「こんな場面、他にあったなぁ」と思えるようになってくると思います。

未経験であっても、もし産業医という仕事に興味があるようでしたら、ぜひ飛び込んでみてもらいたいと思います。もし未経験で産業医になろうとお思いでしたら、「リクルート ドクターズキャリア」といったキャリアエージェントさんにご相談いただければと思います。私も最初の就職の際、お世話になりました。

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